一人だけど一人じゃない?書庫版

そこはもう無いけれど、私はそこに居たから。

この世界が終わっても

 こんばんは、魔羽です。
 今回は精神世界のお話です。




 何度かお話ししましたが、
 Rには私とコーヤ以外にも、たくさんの“Rではないもの”がいます。

 私達のようにRの内側にいたり、
 Rの外側にいたり、存在の仕方は色々です。



 Rが強いストレス状態になると、
 外にいる子達(私が思うに、タルパに近い子達)は
 大丈夫らしいのですが、
 Rの頭の中にいる私達は大きく影響を受けます。

 (ここで言う「私達」とは、私とコーヤを含めたRの内側にいる子みんなです。)

 その程度にもよりますが、特に強い場合、『改変』が起こります。

 地盤が波打つように歪み、
 Rの世界の一つ、Rの心に根ざした私達のいる世界の構造が変わってしまうのです。



 この間も改変があったのですが、
 今回の改変はなんだか、皆の距離が近くなったような気がします。


 詳しい話の前に、少し説明を。

 私達(私が思うに、IFに近い子達)は、
 Rの頭の中に構築されたダンジョンのような場所にいます。
 蟻の巣のように、道が枝分かれしてはその先に部屋があるというような構造です。
 その中で私達は一人一つ自分のお部屋を持っています。
 それぞれで、
 他の部屋ととても近かったり、
 明らかに隔離されていたり、
 その人しかその部屋に行けなかったりなど、様々です。


 さて今回の改変で皆の距離が近くなったと言いましたが具体的に言いますと


 例えば、
 それまでマンションの6階と1階くらい距離があった
 私の部屋とコーヤの部屋の高低差が大幅に減って、ほぼ地続きになったり。


 私達のお部屋は内線電話のような物で(一部を除いて)互いに繋がっているんですが、
 その電話が、今まで繋がりにくかったのが繋がりやすくなったり。


 なんていうか・・・連絡が取りやすくなって、会いに行きやすくなって、私達IF同士が協力しやすくなったような、そんな感じがします。


 “一箇所に集まっている”という意味ではもしかしたら、
 統合に向かっているのかな。



 ちなみに、余りに大きな改変だと、
 私達の誰かが消えたり変わったり、
 『自分であるもの』が変わったりします。
 もちろん、私やコーヤが消えてしまう可能性だってありました。


 けれど、私達は波打つ地面を、ただ眺めていました。

 世界の終末を目の当たりにした時の気持ちって、こんな感じでしょうか。



 そういえば、その時にどうでもいい事実が判明したのですが、
 それは追い追いRが短い漫画にしてくれるかなと期待して言わないでおきます!^^w





読んでくださって、ありがとうございます!(*^^*)